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本音教えて 心理テスト 不登校・「荒れ」…改善効果に期待@朝日20101010

朝日新聞に載ってました。

頼り過ぎず、目安として使うのがよろしいかと。
道具は使われるものでなく使うもの。

本音教えて 心理テスト 不登校・「荒れ」…改善効果に期待@asahi.com
http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201010110106.html

 子どもたちの本音や心の中を把握する心理テスト「Q―U」。開発から14年たち、今や全国約1400万人の小中高生のうち230万人に使われている。簡単な質問に答えてもらうことで、一人一人の意欲や、クラスの状態を把握でき、不登校や「荒れ」の改善に生かせると言われる。一方で「使われ方」には課題もある。(増谷文生)
 周辺に田んぼやニラ畑が広がる栃木県鹿沼市郊外の市立楡木(にれぎ)小学校。全校児童95人で各学年1クラスずつの同校は、Q―Uを積極的にクラスの運営に生かしている。
 5月28日、15分間の「朝の活動」で全クラスでQ―Uを行った。「あなたは友達や先生に認められている?」「クラスの雰囲気になじめている?」といった簡単な質問が37個。全員が時間内にすらすら答えていった。
 1、2年生のとき学級崩壊に近い状態だった4年生のクラスは、このQ―Uで「荒れの兆しが見られる」と判定された。田仲恵子校長ら教職員は、「支援が必要」と判定された子には苦手な授業のとき積極的に声をかけ、普段より丁寧な説明を心がけた。勉強がわかる喜びを味わい、その子は落ち着いてきた。また、仲間に入れない子が出ないよう、なるべくドッジボールなどでクラス全体で遊ぶようにした。まとまりが出てきたクラスは、9月の運動会の準備に積極的にかかわるなど校内で存在感を示すようになってきたという。
 4年生の宇賀神侑さん(10)は「前は授業中に歩き回る子もいたけど今はみんな静かに席に座っている。殴りあうようなけんかも減った」。田仲校長は「Q―Uを使えば客観的な物差しでクラスの問題点を把握できる。担任だけでなく教職員みんなで対応できるのが便利」とする。
 鹿沼市教委は2008年度から、市内38の全小中学校の小4~中2の全員にQ―Uを実施している。すべてのデータを市教委に集め、全校のクラスの状態を把握している。
 栃木県は不登校の生徒数当たりの発生率が全国最悪レベル。その中でも目立っていた鹿沼市だが、今年は県平均を下回るまでに改善した。Q―Uを生かして対策を取ったことが原動力の一つになったという。市全体で対策の前後のQ―U結果を比べると、クラスの中で学級生活に満足しているグループの人数の割合が増えている。市教委の金子英利指導主事は「各クラスの状態に合わせて対策を実行したから効果が出た。まだ改善にばらつきがある。さらに取り組みを続けたい」と話す。

■「結果うのみ」危ぶむ声も
 Q―Uはもともと、不登校になる可能性が高い子を早めに見つけ、教師が事前に対応をとる手立てとして作られた。だが、最近では学力向上にも活用する動きが広がっている。
 不登校発生率の高さと小中学生の学力の低さが課題になっていた高知県教委は、08年度から希望する小中全校にQ―Uを導入。年度初めの1回目で問題点を見つけ、対策の効果を年末年始に行う2回目で検証している。その結果、08年度に小中で計848人いた不登校の子が、09年度は773人に減った。また、クラスが落ち着き授業に集中できるようになった効果もあって、全国学力調査でも、09年には全国下位の成績だった小学生が、今年は国語も算数も全国平均近くに。同県心の教育センターの水田真由美さんは「改善の一翼をQ―Uが担った。いい流れができてきた」と話す。
 特別支援教育への活用も広がる。佐賀県の佐城教育事務所の深草光明指導主事は、発達障害の子への対応に教師が気を取られすぎて学級崩壊状態になった小1のクラスを見てきた。今年度初めのQ―Uの結果を受け、クラス全体を意識した指導に切り替えるよう教師に助言。すると授業中に歩き回っていたその子の離席が減り、他の子も落ち着いてきたという。「先生が結果を受けてちゃんと対応できれば、Q―Uは特別支援教育にも活用できると確信した」
 ただ、Q―Uの急速な広がりを心配する声もある。国立教育政策研究所の滝充総括研究官が語る。「子どもはテスト実施前に怒られただけでも気分が大きく変わる。こうした誤差の科学的、客観的な検証が不十分だ。テストでわかることには限界があることを理解せず、結果をうのみにする教師も多い。自分の指導を反省せずに『この子がいなければ』と考えたり、自分に都合のいい結果だけに注目したりするケースもあるので、注意して使う必要がある」

子供目線で対策考えて Q―Uの開発者・河村茂雄さん
 Q―Uは1996年、当時東京都の区立小学校教諭だった早稲田大の河村茂雄教授(教育心理学)が開発した。手がけた経緯や今後の課題を聞いた。
     ◇
 私が小学校教師だった90年代半ば、不登校やいじめが社会問題となった。調べてみると、荒れる学校にはいくつかのパターンがある。しかし、同じパターンが見られても、対応は学校や教師によってバラバラだった。
 クラスの状態を把握するために客観的な座標軸が必要だと考え、Q―Uの原形を作った。その後、延べ3万人の子どもを調査し、テスト結果と実態が大きくぶれないことを確認し、現在のQ―Uができた。
 質問は当初、約300問を考えた。この中から回答と実態が一致しやすいもの、結果が分かれるものに絞り、例えば小学校低学年用は21問、15分で答えられるようにした。授業をつぶさずに取り組めて、1クラス1時間程度の集計作業で結果が出る手軽さが、全国に広がった理由の一つだろう。時間がかかるアンケートでは子どもは集中できない。教師の経験でその点が分かっていたのが生きた。
 Q―Uの結果から対策を考えるときに注意が必要なのは、教師と子どもでは「困っている」と感じることが異なる点。教師は自分が困っていることの解決を優先しがちだ。また、教師向けの研修などでは、クラスと個人の両方の面倒をバランス良く見るようアドバイスしている。対策を考えるときには、先行する上手な先生の取り組みをたたき台にして考えてほしい。

朝日20101010本音教えて心理テスト
「Q―U」 QUESTIONNAIRE―UTILITIES(楽しい学校生活を送るためのアンケート)の略。学級集団の状態や、子ども一人一人の意欲・満足感などを測定できるとされる。
 クラス全体の状態を把握する「学級満足度尺度」は、一人一人の結果を左のような図=図書文化社「学級づくりのためのQ―U入門」から引用=に落として分析する。縦軸はクラスに居場所があるかを示す「承認得点」、横軸はいじめなどの侵害行為を受けているかを示す「被侵害得点」。クラスの状態は4象限のうち右上の分布が多いほど良く、左下が多いほど悪いと判定される。右下の「非承認群」の子はクラス内で認められることが少なくて意欲が低く、左上の「侵害行為認知群」の子は自己中心的な面や被害者意識が強いとされる。
 上の図で、左側のような状態のクラスでは子どもたちは教師の言うことをきかなくなり、互いに傷つけ合う行動が目立つとされる。上手に対策を施すと右側のような状態となり、子どもたちが積極的に行動し、活気と笑いのあるクラスになるという。
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